ゴーハイレベル(GoHighLevel)のChat Widget(チャットウィジェット)は、ホームページの隅などに置く小さな会話の窓です。公式ヘルプでは、サイトを見に来た人がその場で会社に話しかけられ、届いたメッセージはゴーハイレベルの会話の受信箱に入る仕組みとして説明されています。
問い合わせフォームより気軽に書き込めるので、「電話するほどではないけれど聞きたい」という声を受け止める入口になります。届いたやりとりは受信箱でメールやSMSと同じ並びに入るので、返す側の画面は増えません。ゴーハイレベルの会話の受信箱の使い方と4つの枠を確認しておくと、届いた後の動きがスムーズになります。
チャットの窓(Chat Widget)とは何か
ホームページに訪れたお客様とリアルタイムやメッセージでやり取りできるこの機能は、小さな会社でも導入しやすい集客の窓口です。問い合わせのハードルを下げることで、これまでは離脱してしまっていた見込み客の小さな疑問を拾い上げることができます。
特に、営業時間外や担当者が電話に出られない場面でも、お客様の用件を残してもらえる点が、この窓の良いところです。インスタのDMやメッセンジャーの届きも同じ受信箱に集められます。やり方はインスタのDMとメッセンジャーを受ける設定に書いています。
選べる窓の種類
新しく作るときは、まず種類(Chat Type)を選びます。ヘルプにある主な種類は次のとおりです。
- Live Chat(ライブチャット):その場で会話を往復する形。ヘルプでは、すぐに返せる体制のある会社に向くとしています。
- SMS/Email Chat:名前や連絡先を受け取り、あとからSMSやメールで返す形。ずっと画面に張り付けない少人数の会社に向くとされています。
- Facebook Chat・Instagram Chat:サイトから、フェイスブックのメッセンジャーやインスタグラムのDMを始めてもらう形。
- WhatsApp Chat:WhatsAppで会話を往復する形。WhatsAppに使える承認済みの番号が要ります。
- All-In-One Chat(オールインワン):つないだ窓口をまとめ、1つの窓から選んでもらう形。
このほか音声で話す種類もありますが、この記事では文字のやりとりに絞ります。フォームで受ける形と比べたいときは、問い合わせフォームを最短で作る手順も読んでみてください。
置く前に決めること(誰が返すか・返す時間・最初の案内の文)の例
チャットウィジェットをサイトに設置する前に、社内で運用ルールを整理しておくと失敗が少なくなります。あらかじめ決めておきたいポイントの例を挙げます。
- 例:誰が返すか(担当者を一人に決めず、チームの全員が見られる受信箱で対応する)
- 例:返す時間(平日の営業時間内のみ対応とするか、24時間メッセージ受付のみにするか決める)
- 例:最初の案内の文(「ただいま営業時間外のため、メッセージを残していただければ翌営業日にご連絡いたします」などとあらかじめ伝える)
このように、誰がどの時間帯にどのように対応するのかをあらかじめ決めておくと、お客様を待たせてしまう不安を防げます。
最初の案内の文の例(営業時間内と時間外)
チャットを開いたときに最初に出る案内文は、お客様の安心感に直結します。実際の運用をイメージした文の例です。
- 例(営業時間内):こんにちは!ご質問やご相談がございましたら、こちらのチャットからお気軽にお書き込みください。スタッフがすぐにお返事いたします。
- 例(営業時間外):お問い合わせありがとうございます。現在営業時間外となっております。よろしければお名前とご用件をお残しください。翌営業日に担当者よりご連絡いたします。
このように状況に応じたメッセージを設定しておくことで、お客様も安心して用件を残すことができます。
小さな会社ではこう使える
たとえば、美容室なら、予約の空きやメニューの質問が多いはずです。営業中は手が離せないなら、その場の会話にこだわらず、連絡先を受け取りあとで返すSMS/Email Chatから始める手があります。
たとえば、税理士事務所なら、相談の入口として事務所のサイトに窓を置き、届いた問い合わせを受信箱で担当者に割り振る、という使い方が考えられます。自社のスタッフ数や日々の業務量に合わせて、無理のない運用を選ぶことがポイントです。
作り方と置き方の流れ
- Sites(サイト)から Chat Widget を開き、「New」で新しい窓を作ります。
- 種類を選びます。
- Style(見た目)で、色、アイコン、最初のあいさつ、置く場所を決めます。画面の隅に浮かせる形(Sticky)と、ページの中に埋め込む形を選べます。
- Chat Window(窓の中身)で、題、最初の案内、連絡先の入力欄を決めます。注意書きや同意のチェック欄もここで付けられます。
- Messaging(返事の設定)で、受け取ったときの返事や、窓の言語を決めます。
- 保存し、「Get Code」でコードを写します。
あとで種類を変えても、すでに届いている会話には影響しないとヘルプにあります。最初は小さく始め、体制が整ってから種類を変える進め方でも困りません。
置き方は2つあります。ゴーハイレベルで作ったサイトやファネルなら、その設定のChat Widgetの欄で窓を選んで保存するだけで済みます。コードを貼る方法なら、編集画面の「</>」(トラッキングコード)に貼って保存します。ヘルプには、外のサイトにコードを貼る方法も案内されています。
つまずきやすい所
- ページごとに案内の文を変えることは、今の設定ではできないとヘルプにあります。いくつものページに置いても文は同じです。分けたいときは窓を別に作ります。1つのサブアカウントに複数の窓を作れます。
- SMSで返す使い方では、先にサブアカウントに電話番号を用意しておく必要があるとヘルプに書かれています。返す窓口の準備が先です。
- ページの表示を軽くしたいときは、見た人が触ってから窓を読み込む設定(Load on user interaction)があります。
- 窓を置いただけでは、届いたことに気づけないことがあります。ヘルプでは、ワークフローの「Customer Replied」をきっかけにして、返信の窓口を「Chat Widget」に絞り、担当者へ通知を送る組み方が紹介されています。通知はメール、アプリの中の通知、SMSから選べます。通知の文に {{message.body}} を入れると、窓に書かれた本文をそのまま知らせに載せられます。
置いたあとに自分で送って確かめる点の一覧
チャットウィジェットを設置したあとは、正しく働くかどうかを自分の手で試します。確かめる点の一覧を参考にしてください。
- 例:スマホやパソコンのブラウザから実際にサイトを開き、画面の隅にチャットのアイコンが正しく表示されているか
- 例:チャットを開いて適当なメッセージを入力し、エラーなく送信完了の画面になるか
- 例:ゴーハイレベルの受信箱に、送信したメッセージが正しく届いているか
- 例:設定した担当者への通知(メールやアプリ通知など)がちゃんと届くか
- 例:通知の文にメッセージの本文が正しく反映されているか
これらの項目を一つずつチェックすることで、お客様からの大切な問い合わせを取りこぼしてしまうリスクを防ぐことができます。
よくある質問
Q. ページごとに案内の文を変えることはできますか?
今の設定ではできないとヘルプにあります。いくつものページに置いても文は同じです。分けたいときは窓を別に作ります。
Q. あとからチャットの種類を変えても、過去の会話に影響はありますか?
あとで種類を変えても、すでに届いている会話には影響しないとヘルプにあります。
最初の一歩
まずはSMS/Email ChatかLive Chatを1つ作り、自社のサイトの1ページだけに置いてみてください。別の端末から自分で書き込み、受信箱に届くか、通知が鳴るかを確かめておくと、本番で困る所が先に見えます。
まとめ
チャットの窓は、サイトを見た人の「ちょっと聞きたい」を受信箱へ運ぶ入口です。返せる体制に合わせて種類を選び、見た目と案内を整え、サイトに置き、届いたら気づける通知までを1組で用意しておくと、受けた後の動きが楽になります。
小さな会社であっても、無理のない範囲でチャットを導入し、お客様との新しい接点を作ってみてください。
※画面の名前や項目は更新で変わることがあります。お使いのプランや設定によって表示が違う場合もあるため、設定の前に最新の管理画面と公式ヘルプで確かめてください。
この記事で確かめた公式の説明
- Getting Started with Chat Widget(公式ヘルプ・更新日 2026年9月1日・2026年10月8日に確認)
- Getting Started – Set Up a Live Chat Widget(公式ヘルプ・更新日 2026年8月18日・2026年10月8日に確認)
- How to Install HighLevel’s Chat Widget(公式ヘルプ・更新日 2025年6月20日・2026年10月8日に確認)
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