ゴーハイレベル(GoHighLevel)のよくある質問

ゴーハイレベル(GoHighLevel)について、実際に使いながら出てきた質問と答えをまとめています。日本で最初に販売・サポート・開発を手がけている立場から、公式の資料で裏が取れたことと、自分たちが実際に踏んだことだけを書いています。答えが出せていないことは、書いていません。

ゴーハイレベル(GoHighLevel)は日本語で使えますか?

条件つきで使えます。管理画面の表示は日本語に切り替えられますが、すべての画面が日本語になるわけではありません。 一方で、お客様の目に触れる面(ランディングページ・フォーム・メール・予約ページ)は自分で文章を作るので、こちらは100%日本語にできます。

「日本語対応」という言葉を、この2つに分けて考えてください。よく使う操作画面はおおむね訳されていますが、翻訳が用意されていない箇所は英語のまま表示されます。公式のヘルプにも、訳が無い場合は英語に戻して表示する、と明記されています。ここを「全画面が完全に日本語になる」と読むとがっかりしますし、「お客様に見える面を日本語にできるか」と読むと十分に実用になります。判断を間違える人は、たいてい前者で読んでいます。

表示言語の設定は2段構えです。会社の箱ごとの既定を決める場所と、担当者ひとりひとりが自分の画面だけ上書きする場所の、両方があります。 ですから「私の画面は日本語なのに、あの人のは英語だ」ということが起こります。これは故障ではなく、その人の個人設定が既定のままになっているだけです。

私たち自身も、最初の数週間は英語画面のまま使っていました。困ったのは翻訳の不足そのものではなく、英語の項目名で検索しても日本語の解説がほとんど出てこないことでした。今は、よく使う画面の英語表記と日本語の意味を一覧にして手元に置いています。これがあると、日本語化されていない画面に出くわしても手が止まりません。日本語で始めたい方は、この一覧を先に作ることをおすすめします。

取引先にセキュリティ体制を説明したいのですが、資料はありますか?

あります。提供元が公開している「プライバシーとセキュリティ」のページと、セキュリティ体制の概要をまとめたヘルプ記事の2本が、そのまま説明資料に使えます。 日本語ではありませんが、相手先の情報システム部門はこの手の英語資料を読み慣れています。

書かれている中身の要点はこうです。データは米国内のクラウド基盤に保管されること、通信中と保存時の両方で暗号化していること、外部監査を受けたセキュリティ管理体制の認証を取得していること、欧州や医療分野の個人情報規則への対応をうたっていること、そして定期的なバックアップを持っていること。法人商談で必ず聞かれる「データはどこにあるのか」「誰が見られるのか」に、この2本で答えられます。

実務上の注意を1つ。日本の会社が使う場合、お客様の個人情報が国外の設備に預けられる形になります。 相手が大きな企業や公的な性格の強い組織だと、ここの説明を求められることがあります。導入を決める前に、自社の個人情報の取り扱いをどう説明するかを、社内で先に決めておいてください。あとから聞かれて慌てるより、先に用意しておくほうが早く進みます。

私たちは福祉の事業を自分たちで運営していて、扱いに配慮が要る情報を日常的に預かっています。だから法人のお客様と話すときは、この2本の要点を先に日本語へ落とした1枚を持って行くようにしました。 商談の場で英語のページを開いて読み上げる形になると、相手の不安がむしろ増えます。聞かれてから探すのではなく、聞かれる前に1枚にしておくのが実務の解です。

送ったメールが迷惑メールに入ってしまいます。設定で直せますか?

直せます。送信用のドメインを認証する設定を1回済ませれば、多くの場合これで解決します。 文面を書き直す必要はありません。

原因は、メールの中身ではなく差出人の身元証明のほうにあります。初期状態では、あなたのメールは共用の送信設備から出ていきます。受け取る側は、「差出人欄に書いてあるドメイン」と「実際に送ってきた設備」が一致しているかを機械的に確かめていて、ここが噛み合わないと迷惑メール扱いにします。件名を変えても、絵文字を減らしても、リンクを減らしても直らないのはこのためです。原因の場所が違うところにあるので、中身をいくら磨いても届くようにはなりません。

手順は3つです。①自分のドメインを送信用として登録する ②画面に表示された設定値を、ドメインを管理している会社の設定画面に追加する ③検証が通るまで待つ。 ③で焦らないでください。反映は数分で終わることもあれば、数時間かかることもあります。通らないからといって設定をいじり直すと、かえって切り分けが難しくなります。

私たちが実際に踏んだなかで一番わかりにくかったのは、「同じ内容のテスト送信でも、担当者Aから送ると届かず、担当者Bから送ると届く」という現象でした。原因は、担当者ごとに差出人アドレスが違っていて、片方だけ認証の通るドメインになっていたことでした。「メールが届かない」と言われたら、まず「誰が送ったメールですか」と聞いてください。 文面を疑うのは、そのあとです。この順番を逆にすると、半日は溶けます。

商品ページに動画を載せたいのに、アップロードできません。なぜですか?

容量の上限に当たっている可能性が高いです。ネットショップの商品ページに直接あげられる動画は、かなり小さいサイズまでに制限されています。 保存容量が足りないのではなく、その画面だけ大きなファイルを受け付けない作りになっています。

まぎらわしいのは、同じ管理画面の中でも、置き場所によって上限が違うことです。素材の保管庫にはもっと大きい動画を置けますし、ダウンロード販売する商品として売る場合は、1商品あたり複数ファイル・1本ずつもかなり大きなサイズまで扱えます。つまり「このツールは大きい動画を扱えない」のではなく、「商品ページの動画欄だけが小さい」というのが正確なところです。ここを取り違えると、契約プランを上げれば直ると思って余計な出費をします。プランを上げても、この欄の上限は変わりません。

回避のしかたは3つです。①動画を外部の動画サービスや配信置き場に置いて、商品ページには埋め込む ②動画を圧縮して上限内に収める ③動画が必要な商品だけページを別仕立てにする。 商品数が多いなら①が一番あとが楽です。②は数が増えると毎回の手間になり、③は作るページが倍に増えます。

私たちは自社の動画教材を配るときに、最初から①の「外部の置き場に上げて埋め込む」を標準にしました。 理由は上限を避けるためだけではありません。動画を管理画面の中に貯めていくと、あとで差し替えたいときに、どのページのどの動画が古いのかが分からなくなります。置き場を1か所にまとめておくと、差し替えは元のファイルを1本入れ替えるだけで済みます。上限に当たってから逃げ道を探すより、最初から外に置くほうが安いです。

AIに頼んで、顧客データの登録や整理を任せられますか?

任せられます。顧客データの登録・更新・整理のような「データを扱う仕事」は、AIに直接やらせることができます。 2026年7月に提供元が公式の接続口を公開したので、間に別の自動化ツールを挟む必要がなくなりました。

これまでのAI連携は、「この項目が更新されたら、あれをする」という手順を人間が全部先に決めておく作業でした。決めていないことは起きません。いまは、AIが使える操作の一覧を自分で読み、必要なものを自分で選んで実行します。人間が書くのは、手順ではなく頼みごとになりました。 ここが一番大きな変化です。

実際にやったことを書きます。私たちは社内の案件を管理する板をこの中に作り直しました。器になる管理板そのものは画面から手で作り、かかった時間は2分。そのあとはコマンドを1つ打っただけで、75件のカードが作成されました。失敗は0件です。 作り終えてから中身を数え直したところ、事前に人間が分類した表と1件のずれもなく一致し、カード名の重複も0件でした。

できないことも正直に書いておきます。自動化の仕組みそのもの(ワークフローや集客ページ)は、AIには作れませんし、編集もできません。 任せられるのはデータの側で、仕組みを組み立てる側はまだ人間の仕事です。先ほどの管理板の器を手で作ったのも、その口が開いていなかったからです。「AIに全部任せられますか」の答えは、いまのところ「データは任せられる、設計は任せられない」です。 ここを期待しすぎると、導入してからがっかりします。

予約した一斉メールを、途中で止めて直しても大丈夫ですか?

止めること自体は安全にできます。危ないのは再開のしかたです。送信予定の時刻を過ぎてから再開すると、その瞬間に全員へ送信されます。

なぜそうなるのか。一時停止は送信予定を止めるだけで、予定時刻そのものは書き換えません。ですから「いったん止める → 中身を直す → 再開する」という、いちばん自然な手順を踏むと、直している間に予定時刻を過ぎてしまい、再開ボタンが実質「今すぐ全員に送る」ボタンに変わっています。 公式のヘルプにも、元の送信時刻を過ぎてから再開した場合は即座に送信される、と書かれています。仕様どおりの動きなので、慌てて押してしまってからでは戻せません。

安全な手順はこうです。①一時停止する ②中身を直す ③再開する前に、送信予定時刻を必ず見る ④過ぎていたら再開を押さず、新しい予約として作り直す。 ③を飛ばさないでください。ここだけが分かれ道です。

注意が2つあります。ひとつは、一時停止したまま放置すると、手で再開するか取り消すまで永久に送られません。 「あとで直そう」の”あとで”が来ないまま忘れる、という止まり方をします。もうひとつは、すでに送信済みの分は取り消せません。 止められるのは残りだけです。

もうひとつ、実務でいちばん間違えやすい点を書いておきます。この操作は、どの画面から送ったかで手順が変わります。 配信メニューから予約したものと、連絡先の一括操作から出したものは別の機能で、後者は止められる種類が限られています。お客様から「止めたい」と相談されたら、まず「どの画面から送りましたか」と聞いてください。 ここを一括りにすると、答えを間違えます。私たちも一度、この2つを同じものとして扱って誤った案内を書きかけました。

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