ラウンドロビン(Round Robin)とは何か
ゴーハイレベル(GoHighLevel)の Round Robin(ラウンドロビン)は、カレンダーの種類の1つです。公式ヘルプでは、入った予約を複数のチームメンバーへ自動で振り分けるカレンダーと説明されています。お客さまが時間を選ぶと、そのときに空いているメンバーを順に確かめて、担当を決めます。
ヘルプによると、だれも空いていない時間は予約できないようになっていて、お客さまには担当が付ける時間だけが見えます。メンバーは少なくとも1人、カレンダーに入れておく必要があります。
カレンダーそのものの作り方は、GoHighLevelで予約カレンダー(Calendars)を作る方法【初期設定から埋め込みまで】に書いています。
何に使えるか(小さな会社の例)
たとえば、施術者が複数いる整体院なら、お客さまは「だれでもよいので空いている時間」を選び、担当はカレンダーが決める、という形にできます。工務店の相談会なら、営業の担当のだれかが空いていれば予約を受け、偏りが出ないように回す、という使い方が考えられます。
ヘルプでは、営業、サポート、医療のサービスなど、チームで予約を受ける仕事に向いていると紹介されています。人が手で担当を割り振る手間を減らせるのが、おもな役目です。
振り分け方は2つ
振り分けのやり方は2つあり、目的で選びます。
- Optimize for Availability(空きを優先):選ばれた時間に空いているメンバーへ回します。複数人が空いているときは、優先度の高いメンバーが先です。
- Optimize for Equal Distribution(均等を優先):その月の予約の数を数え、少ないメンバーへ回します。同じ数なら、決めておいた並び順で決まります。
優先度は High(高)・Medium(中)・Low(低)の3段で、高い人が空いていなければ次の段の人へ回ります。均等を優先するやり方では、1人がほかより3件以上多くなると、その人の空き時間が一時的に隠れ、ほかの人が追いつくと戻ります。メンバーを足したり外したりすると、数えている件数は全員分が数え直しになります。2つのやり方を行き来したときも、件数は数え直しです。
2つのやり方のどちらを選ぶかの目安の例
空きを優先するやり方と、均等を優先するやり方のどちらにするか迷ったときは、チームの働き方を振り返ると判断しやすくなります。予約が入ったあとの知らせの出し方は、GoHighLevelのカレンダー通知の設定。予約の確認とリマインドを届ける6つの種類で別に書いています。
例:スタッフごとに勤務している曜日や時間が大きく異なり、個別のスケジュールがばらばらのチームでは、空いているメンバーへ柔軟に割り振る空き優先のやり方が適しています。
例:全員がほぼ同じ時間帯に待機しており、特定のスタッフだけに予約が偏らないように均等に件数を分けたいチームでは、均等優先のやり方を選ぶのが自然です。
作り方の流れ
- Settings(設定)の Calendars を開き、Create Calendar を押して種類に Round Robin を選ぶ(カレンダーの画面の Calendar Settings からも作れる)
- カレンダーの名前と説明を入れる
- 予約を受け持つチームメンバーを選ぶ
- カスタムURLを確かめる。名前から自動で作られ、手で直すこともできる
- 予約の長さと受け付ける時間を決める。日付ごとの例外も設定できる
- 必要なら Accept Payments(支払いの受け付け)をオンにする
- Save で保存する
作ったあとで直したいときは、カレンダーの右の3つの点から Edit を選びます。振り分け方は、作ったあとでもカレンダーの設定から変えられます。メンバーごとに、Zoom、Google Meet、電話、住所、相手に決めてもらう、などの会う場所を決めることもできます。予約のあとの確認ごとを忘れないようにしたいときは、ゴーハイレベルのタスクの使い方。やることの抜けを減らす作り方と絞り込み【はじめての方へ】も使えます。
担当者の空き時間をそろえるための社内の決まりの例
均等に割り振る機能をしっかり活かすためには、メンバー同士のスケジュール管理にある程度の共通ルールを設けておくと効果的です。
例:メンバー全員がカレンダー上の稼働可能時間を同じ設定にし、中抜けの時間や個人の予定が入ったときはスケジュール側へ早めに反映させると社内で決めておきます。
例:特定のスタッフだけが極端に短い時間しか空いていない状態を防ぐため、週の始めに全員のシフトや稼働時間をチームで確認し合う時間を設けます。
つまずきやすい所
1つめは、お客さまに担当を選ばせる設定との組み合わせです。均等に回したいときは、ヘルプは Allow Staff Selection(スタッフを選ばせる)をオフにすることをすすめています。均等の数え方は、お客さまが Any Available(だれでも)を選んだときだけ働き、特定の人を選んだ予約はそのまま入るためです。
2つめは、メンバーの空き時間がばらばらなときです。均等を優先するやり方は、メンバーの空き時間が似ているか、重なっているときに向いているとされています。空き時間の少ない人がいると、思ったとおりに回らないことがあります。
3つめは、特定のお客さまを特定の人に回したい場合です。ヘルプの質問の欄では、ラウンドロビンは空きか均等かの振り分けだけで、お客さまごとに担当を優先する設定はできないと答えています。一方で、自動で決まった担当は、予約の設定から手で変えられるとされています。
公開する前に試しの予約で確かめる点の一覧
実際に一般のお客さまへカレンダーのリンクを案内する前に、正しく割り振られるかをテストしておくことが大切です。
- 設定した通りの振り分け方(空き優先または均等優先)で担当が自動で決まるか
- Any Available(だれでも)を選んだときに、意図したメンバーへ順番通りに割り当てられるか
- スタッフを選ばせる設定がオン・オフそれぞれの状態で、予約の入り方が意図通りになっているか
- 予約完了時の通知やカレンダーへの反映が、担当者それぞれに正しく届くか
最初の一歩
まず、予約を受け持つ人と、それぞれの受けられる曜日と時間を書き出します。空き時間が近い人どうしなら均等を、ばらばらなら空きを優先するやり方から試すと、違いがつかみやすいでしょう。カレンダーを作ったら、プレビューで空き時間の見え方を確かめ、自分で何件か予約を入れて、だれに付いたかを確かめてからお客さまに案内します。
よくある質問
Q. ラウンドロビンで特定のお客さまをいつも同じ担当者に割り当てることはできますか?
A. ヘルプの質問の欄によると、ラウンドロビンは空きか均等かの振り分けを行う仕組みであり、お客さまごとに特定の担当を優先する設定はできません。ただし、自動で決まった担当は、予約の設定から手動で変更することが可能です。
まとめ
ラウンドロビンは、予約を複数のメンバーへ自動で振り分けるカレンダーです。空きを優先するやり方は、その時間に空いている人へ、優先度の順に回します。均等を優先するやり方は、月ごとの件数が少ない人へ回します。お客さまに担当を選ばせるかどうかと、メンバーの空き時間のそろい具合を先に考えておくと、選び方に迷いにくくなります。
※画面の名前や項目は更新で変わることがあります。お使いのプランや設定によって表示が違う場合もあるため、設定の前に最新の管理画面と公式ヘルプで確かめてください。
この記事で確かめた公式の説明
- Round Robin Calendars: Setup, Distribution & Availability Explained(公式ヘルプ・更新日 2026年3月16日・2026年10月8日に確認)
- Appointment Distribution Logic for Round Robin Calendars(公式ヘルプ・更新日 2026年4月14日・2026年10月8日に確認)
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