この記事でわかること
GoHighLevel(ゴーハイレベル)には、電話・来店・オンライン相談などの予約を自動で受け付ける「Calendars(カレンダー)」機能があります。ここでは、個人の1対1予約に使う「Personal Booking」カレンダーを例に、作成から自社サイトへの埋め込みまでの流れを整理します。
作る前に決めておくことの一覧
カレンダーの作成を始める前に、運用面で決めておかなければならない事項をあらかじめ整理しておくことが大切です。事前の設計を曖昧にしたまま設定を進めると、後から修正が必要になったり、実際の運用で不都合が生じたりします。
あらかじめ確認・決定しておくべき要素としては、全体の所要時間、受け付ける時間帯、そして直前の締め切りがあります。それぞれの項目について、具体的な方針を明確にしておきましょう。
- 所要時間:1回の面談や相談に何分確保するか。例:30分、60分など。
- 受け付ける時間帯:何曜日の何時から何時まで予約を受け付けるか。例:平日9時〜18時など。
- 直前の締め切り:何時間前、あるいは何日前まで予約を受け付けるか。例:予約の3時間前まで受け付ける(※運用状況により異なる場合があります)など。
これらの方針が固まっていることで、後の管理画面での入力がスムーズになり、設定漏れを防ぐことができます。
事前準備
カレンダーを作る前に、担当者(スタッフ)をアカウントに登録しておく必要があります。「Settings → My Staff → Add User」から、予約を受け付ける担当者を追加しておきましょう。1人で運用する場合も、自分自身をスタッフとして登録しておく必要があります。
つまずきやすい所
実際の運用や初期設定の段階で、多くの人が直面しやすいポイントがいくつかあります。あらかじめ注意点を把握しておくことで、トラブルを未然に防ぎやすくなります。
特に注意すべきなのは、担当者の未登録、二重予約の発生、そして時間帯のずれという3つの要因です。
- 担当者の未登録:スタッフとしてユーザーが正しく追加されていないと、カレンダーの作成時に選択肢に表示されません。
- 二重予約:外部カレンダーとの連携を忘れていると、個人の既存の予定と予約時間が重複してしまう恐れがあります。
- 時間帯のずれ:タイムゾーンの設定が誤っていると、顧客側の表示時間と実際の対応時間にずれが生じます。
これらの箇所でつまずいたときは、設定画面の該当項目を再度見直し、正しくデータが入力されているかを確認するようにしてください。
カレンダーの作成手順
管理画面の「Calendar → Calendar Settings」を開き、「+ New Calendar」をクリックします。カレンダーの種類は複数ありますが、1対1の面談・相談であれば「Personal Booking」を選びます。
設定画面はおおむね次のセクションで構成されています。
・Basic details(カレンダー名、担当者などの基本情報)
・Staff & location(担当者と対応場所)
・Availability(対応可能な曜日・時間帯)
・Booking rules(予約の間隔、直前予約の制限など)
・Advanced settings(通知やリダイレクトなどの詳細設定)
最低限入力すべき項目は、カレンダー名、担当者(Host)、共有用のカスタムURL、1回あたりの所要時間、対応可能な時間帯の5つです。この5つが埋まっていれば、ひとまず予約を受け付けられる状態になります。
詳細なワークフローの仕組みや全体の組み立て方については、GoHighLevelのワークフローとは?できることと基本の作り方【初心者向け】の解説も参考にしながら進めると理解が深まります。
予約の決まりの決め方の例
カレンダーを運用するうえで、GoHighLevelのカレンダー通知の設定。予約の確認とリマインドを届ける6つの種類などとあわせて重要になるのが、予約の決まり(Booking rules)の具体的な設計です。業種や自社の業務スタイルに合わせて適切な数値を設定することが求められます。
例として、次のような考え方でルールを組み立てられます。
- 個別コンサルティング・面談の場合:準備時間を十分に確保するため、最短受付時間を前日までにし、前後に準備の間を空ける(例:受付は24時間前まで、前後に15〜30分)。
- 店舗での短時間サービスの場合:当日の駆け込み予約を受け付けるために最短受付時間を「予約の3時間前まで受け付ける(※運用に応じた設定)」とし、1日の最大受付件数を制限して現場の負担を調整する。
自社のリソースや許容量に見合ったルールを設定することで、無理のないスムーズな運営が可能になります。
Googleカレンダーとの連携
「Calendar Settings → Connections」からGoogleカレンダーやiCloudカレンダーと連携すると、既存の予定と二重に予約が入ることを防げます。個人の予定とビジネスの予約を1つのカレンダーで管理したい場合は、この連携を先に済ませておくとその後の運用が安定します。
公開前のテスト予約で確かめる点
カレンダーの設定が完了し、サイトへの埋め込みやリンクの共有を行う前に、必ず自分自身でテスト予約を実施して動作を確かめることが大切です。
テストを行う際には、次の点を順番に確認していくと確実です。
- 予約ページの見やすさ:スマートフォンやパソコンの画面で、項目が崩れずに表示されているか。
- 時間選択の正確さ:設定した所要時間やインターバル通りに空き時間が反映されているか。
- 通知の届き方:予約完了時に、担当者と顧客の双方にメールや通知が正しく届いているか(※標準通知とWorkflowの重複送信を避けるため、配信条件をあらかじめ確認することをおすすめします)。
また、問い合わせやフォームのデータ管理全般について確認したい場合は、GoHighLevelのフォーム作成入門【問い合わせフォームを最短で作る手順】もあわせて確認しておくと役立ちます。
完成したカレンダーの共有・埋め込み
カレンダーの設定を保存すると、画面の共有メニューから予約ページを公開できます。代表的な公開方法は次の3つです。
・予約用URLをそのままコピーして、メールやSMSで送る
・1回限り有効な予約リンクを発行する
・自社サイトに埋め込むための埋め込みコードを取得する
Booking rulesで実務トラブルを事前に防ぐ
カレンダー作成でつまずきやすいのが「Booking rules」の設定です。ここでは主に次のような項目を調整します。
・最短予約受付時間(例:予約の3時間前まで受け付ける)
・1日あたりの最大予約受付件数
・予約の間隔(前後の予約との間にどれだけ余裕を持たせるか)
「今すぐ予約できてしまい、準備が間に合わない」「1日に予約が集中して現場が回らない」といったトラブルの多くは、このBooking rulesを初期設定のまま使ってしまうことが原因です。カレンダーを公開する前に、自分の業務に合わせて必ず数値を見直しておきましょう。
複数人・複数サービスに広げるときは
担当者やメニューが増えてきたら、1人用の「Personal Booking」だけでなく、サービスごとにまとめる「Service Calendars」といったカレンダー形式や、複数の担当者をまとめて公開する「Group Calendars」(※Groupは個別カレンダーをまとめる容器であり、予約種別とは分離して管理します)といった容器も用意されています。最初は1人・1メニューのシンプルな形で運用に慣れてから、必要に応じて広げていくのが実務上は失敗が少ない進め方です。
予約後の自動リマインドも忘れずに
カレンダーを作っただけでは、無断キャンセル対策にはなりません。「Automation → Workflows」から予約確定・前日リマインドのテンプレートを使うと、予約確定メールと前日リマインドを自動化できます。カレンダーとワークフローはセットで考えるのが実務上の基本です(※標準通知とWorkflowの二重送信を防ぐため、送信条件を必要に応じて整理してください)。
まとめ
GoHighLevelの予約カレンダーは、担当者登録→カレンダー作成→既存カレンダー連携→共有・埋め込み→リマインド自動化、という5つの工程で完成します。特別な開発は不要で、管理画面の設定だけで一通り完結するのが実務上のメリットです。
※画面の項目名や配置はアップデートで変わることがあります。実際の操作前に最新の管理画面で表示を確認してください。
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