会話のAI(Conversation AI)とは何か
ゴーハイレベル(GoHighLevel)のConversation AI(会話のAI)は、お客さまから届いたメッセージを読み、覚えさせた情報と決めておいた目的にそって返事をするAIの担当者です。公式ヘルプでは、よくある質問への回答、新しい問い合わせへの返事、予約の手伝い、お客さまの情報の聞き取りなどに使えると説明されています。
返事の出し方は、人が確かめてから送る形と、AIがそのまま送る形を選べます。どこまで任せるかを自分で決められるのが、この機能の考え方です。
場所は、サブアカウントの左のメニューにある「AI Agents」の中の「Conversation AI」です。ここで担当のAI(ボット)の一覧を見たり、新しく作ったりします。
3つの動き方(オフ・提案・自動)
ヘルプでは、返事のしかた(Response Modes)が3つに分かれています。
- Off(オフ): AIは何も返しません
- Suggestive(提案): AIが返事の下書きを作りますが、自動では送りません。人が読んで、必要なら直してから手で送ります
- Auto-Pilot(自動): 覚えさせた情報・設定・目的・指示にもとづいて、AIがそのまま返事を送ります
ヘルプは、提案の形を使う場面として、AIの手を借りたいが全部は任せたくない時、送る前に人の確認が要る時、新しいボットの出来を試している時を挙げています。はじめは提案の形から入り、返事の質を見てから自動に切り替える、という順番が取りやすい形です。
何に使えるか(小さな会社の例)
会話のAIは、同じ質問に何度も答えている所から試すと効き目が見えやすくなります。
- たとえば、美容室なら、営業時間や駐車場、メニューの所要時間といった決まった質問への返事の案をAIに作らせる
- たとえば、工務店なら、問い合わせの最初に住所や工事の種類、希望の時期を聞き取らせ、担当者が見る前に情報をそろえる
- たとえば、学習塾なら、体験授業の予約の案内までをAIに任せ、料金や成績の相談は人に引き継ぐ
ヘルプでは、つなげる先としてSMS、メール、Facebook、Instagram、WhatsApp、サイトのチャットの窓などが挙がっています。日本で使う時は、どの窓口がつながっているかを先に確かめておきます。
作り方は3つの道から選ぶ
公式ヘルプでは、ボットの作り方が3つ紹介されています。
- Guided Form Setup(質問に答えて作る形): よくある質問への回答、問い合わせの聞き取り、予約の手伝いといった分かりやすい用途向け。はじめての方に向くとされています
- Prompt Based Bot(指示文で作る形): 指示の文章を自分で書き、話し方や目的、予約や人への引き継ぎといった動きを細かく決めたい時の形
- Flow Based Builder(流れを描いて作る形): 何段にも分かれた会話の流れを図で組みたい時の形
質問に答えて作る形の手順は、「AI Agents」から「Conversation AI」を開き、「+ Create Bot」を押して「Guided Form Setup」を選び、ボットの種類(質問への回答・予約など)を選ぶ流れです。続けてブランドの話し方(Brand Voice)を選び、ボットの設定と目的を決めて保存し、最後にオフ・提案・自動のどれで動かすかを選びます。
任せる前に決める3つのこと
設定の画面を開く前に、次の3つを紙に書いておくと迷いにくくなります。
- どの窓口で動かすか: SMSだけか、サイトのチャットも含めるか。ヘルプには、ひとつの窓口の一般的な問い合わせを受け持つ「主のボット(Primary)」を決める仕組みがあると書かれています
- どこから人に代わるか: 値段の交渉、苦情、契約にかかわる話など、AIに答えさせない話題を先に決めます。指示文で作る形では、人への引き継ぎや、ボットを止める動きを設定できるとヘルプにあります
- 何を覚えさせるか: 営業時間、メニュー、よくある質問など、AIが答えの元にする情報です。覚えさせる資料の置き場(Knowledge Base)は別の記事で扱います
お客さまの個人情報を聞き取らせる場合は、使い道の示し方など、守るべき決まりがかかる場合があります。迷う時は専門家に確かめてください。
つまずきやすい所
- 作っただけでは動きません。最後にオフ・提案・自動のどれにするかを選ぶ手順があります
- ヘルプでは、公開の前に設定の画面からボットを試せると説明されています。いきなり自動にせず、試しの会話で返事を確かめます
- テンプレートを選んで作った場合、テンプレートが埋めるのは指示文(Prompts)だけだとヘルプに注意があります。ほかの設定は自分で確かめます
- AIの利用には料金がかかる場合があります。料金のしくみは、使う前に管理画面と公式ヘルプで確かめてください
最初の一歩
最初は、質問に答えて作る形で「よくある質問への回答」のボットを1つ作り、提案の形で1週間動かしてみるのがおすすめです。届いた質問と、AIが出した下書き、実際に送った返事を見比べると、覚えさせる情報の足りない所が見えてきます。
下書きを直さずに送れる返事が増えてきたら、その窓口だけ自動に切り替える、という順に進めると、お客さまに届く文の質を保ちやすくなります。
まとめ
会話のAIは、届いたメッセージへの返事をAIに手伝わせる機能です。オフ・提案・自動の3つの動き方があり、作り方も3つの道から選べます。窓口、人に代わる所、覚えさせる情報の3つを先に決め、提案の形から小さく試してみてください。
※画面の名前や項目は更新で変わることがあります。お使いのプランや設定によって表示が違う場合もあるため、設定の前に最新の管理画面と公式ヘルプで確かめてください。
この記事で確かめた公式の説明
- Conversation AI Bot Explained(公式ヘルプ・更新日 2026年6月4日・2026年10月9日に確認)
- How to Set Up a Conversation AI Bot(公式ヘルプ・更新日 2026年9月10日・2026年10月9日に確認)
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